仕事の流れも場所によって異なる

大まかな仕事の流れとして

パティシエになりたい、特定の職業になる事を目指したとしたらまずは情報を集めることから始める。そういう意味ではパティシエという仕事が一日を通してどのように行なわれていくのかを、まずは知らなければならない。社会人としてお勤めに出ることになった場合、当然だが朝から起きて活動をすることになるのは当たり前だ。だがパティシエという食品関係の仕事、特に作る方になるとその出勤時間は極端に早くなる。早朝から出勤したとしても、一日を通してみるとどう考えても足りないという場合が非常に多いからだ。筆者は一度カフェでアルバイトをしていたが、そこでは店頭でケーキ製造を見学できるようにとスタジオが設けられていることもあって、ライブでケーキ製造を店頭から、そして店内から見学できるという面白い造りをしていた。関係者として実際に店員として勤務している最中、懸命にケーキ製造を行っている担当者の様子をたまに見ては忙しそうにしているなぁと思いながら眺めていた。同時に、美味しそうなものを作っているなぁという食欲に駆られながら仕事をしていたこともあったが、それはあくまでこちらが傍観しているだけの話だ。実際に勤務することになったら、その労働条件に萎えてしまうという人も少なくないという。

ここではそんなパティシエという職人が一日を通してどのようなサイクルで仕事をこなしているのか、考察してみよう。

とあるパティシエのライフスタイル

パティシエとして働いている人は勤務先によってどのような生活をしているのかも変わってくるので一概に言えないところもある。あくまで参考程度に紹介するので、なりたいと考えている人は是非とも参考にしていただきたい。

専門店で勤務しているパティシエの一日

まずは菓子製造と販売の両方を行っているような専門店で勤務しているパティシエの一日は下記の通りになっている。

6:00 - 起床・出社

    ↓

7:00 - 出勤・着替え

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7:30 - 作業開始

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8:00 - 焼き作業

    ↓

9:50 - 開店準備

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10:00 - 開店、その後売上毎に製造するケーキを計りながら仕事をして行く

    ↓

13:00 - 休憩

    ↓

14:00 - 午後の作業開始

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17:00 - 翌日の仕込み

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19:00 - 小休憩

    ↓

20:00 - 片付け

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21:00 - 店内掃除・その他雑用が終われば、作業終了

このようになっている、これはあくまで専門店となっているが筆者が働いていたのは企業が経営している一事業だったこともあり、パティシエとして勤務していた人は上から一日に所定の数のケーキを製造するというので決められていたため、売上によって随時製造して行くということはなかった。品切れと所定の数が売り終わった時点でその日の在庫は完売となる。この勤務内容を見ていただければ分かるとおり、朝は6時に起床して、どんなに早くても21時までお店に在籍していなければならない。このため、時間が遅くなりがちになってしまうこともあるためお店近くで住居を見つけて少しでも出勤を楽にしようとする、という人も多いようだ。

ウェディングサロンのレストランにおいての勤務では

ではその一方、専門店ではないレストランを始めとした場所でパティシエとして勤務するとなった場合には、どのようなライフスタイルになるのかを見てみよう。

9:00 - 出勤

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10:00 - 製造開始、数に限りはなくテーマに沿って大量に作っていく

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11:30 - ランチタイムスタート、状況に応じて追加製造していく

    ↓

14:00 - ランチ終了、休憩へ

    ↓

15:00 - 厨房片付け

    ↓

16:00 - 挙式用のスウィーツを製造する

    ↓

18:00 - キリの良いところで終了し、再度清掃を行ってから帰宅

レストラン勤務になると、専門店と違うところはランチタイムに備えての作業となるので、勤務先にもよるが出勤時間はやや遅くなる。だが人気のレストランだった場合には、デザートの減りも非常に早いため、状況によってはかなり大量のケーキを仕込まなくてはならない。そして作業はランチタイム終了後も、挙式用のスウィーツ製造にかけなくてはならない仕事がある程度片付かなければいつまでも作業をしていなければならないため、実際にはもっと帰宅時間が遅くなることもある。専門店とではこちらの方がある程度時間にはそれなりに融通もつけられるかもしれないが、仕事量としてはどっちもどっちといったところだ。

当たり前な話をしよう

現実と向き合わなくてはならない、どんな仕事でも一番忙しいと表現できる時期はある。筆者のこうした原稿書きも締め切りという名の制約が課されている為、その期間内にいかに効率よく完成させられるかという問題を解決しなくてはならない。ではパティシエの一番の繁忙期といえば何かと言うと、何を隠そうクリスマスやらバレンタインといった、特定の人に左右されない世間一般に知られている超有名なお祭りイベントでは、パティシエとして働いている彼らに急速に二文字は存在しない。

筆者の働いていたカフェでもそうだ、12月24日と25日の2日間はありえないほど忙しい時期だ。パティシエの人達もその一ヶ月前から当日までどのように過ごすかを念入りに計画している。当日ともなればその忙しさは、こちらが声を掛けられないほどのものだ。危機死に迫る勢いでケーキを製造してもしても、その日は問答無用で捌けていく。筆者の系列店ではクリスマスケーキまではさすがに製造していなかったので、工場からの配送となったが通常のケーキも恐ろしいくらいに売れていく。結果、一日で大量に製造したケーキの大半が完売し、あまつさえ翌日の仕込をしなければならないため作業は深夜にまで伸びるのも当たり前だった。

繁忙期はどの職においても存在しているので、それを承知していないと仕事は受け入れない。パティシエになったら、世間一般で家族と、そして恋人と過ごすイベントではまず共に過ごそうと考える事は不可能になるので、色々と諦められるだけの覚悟を身に付けていなければならない。

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