働き先にはいくつかある

勤務先は専門店やレストランだけではない

パティシエとして活動している人の中には、決まって専門店やレストランで働いている人ばかりではない。パティシエとして活動している人は日本でもあらゆる方面で活躍している。ただあまり給与面ではそこまで保証されているとは言えないので、そこの所は辛いところだ。だからこそ日本人でも本格的にプロとして成功することを望むなら、留学という選択肢を選ぶ人が多い。特にフランスがお菓子作りに関しては本場であり、そしてこの地ではパティシエとして活動する事は世間的にも非常にステータスのある仕事と見られているのだ。ただその分、お菓子に関しては本場だからこそ一般的な人も見る目が肥えており、美味しくなければあっという間に淘汰されてしまう。事実、フランスでパティシエとして活動することを望んでいるなら、まずはフランスの料理学校に通うところから始めなければならない。レストランなどで修行することも可能かもしれないが、語学を最低限取得していること、そして働くことになったとしても基本的に『無給』であることを覚悟しなければならない。

成功するだけの実力、そして無給として働いている間でも必要最低限の期間生活していけるだけの貯金をしていることなど、条件はついてくるがフランスへと修行することも選択肢の1つだ。中には日本で就職して金銭的に余裕を創ってから、という人もいるかもしれない。結局日本とフランスではどちらの方が働きやすいのかと聞かれたら、ある程度の条件や学校を出ていればそれなりに雇ってもらえる日本がまだ就職状況は安定しているのかもしれない。

では日本でパティシエとして働くことになった場合、主にどんなところで勤務する事になるのかを特徴を挙げながら、分析してみよう。

専門店とレストランでは仕事内容は異なる

まず最初にパティシエの勤務先として思いつくところは専門店、もしくはレストランと考えている人が多いだろう。また人気の就職先としても挙げられるが、実際に勤めることになった場合だと仕事内容は微妙なところ、もしくは大部分で異なってきたりする。お菓子作っているだけでいいんだろうという考え方では正直甘い、そもそも新人として入ったばかりなのにいきなり本格的な作業を任せてもらえるとは思わないほうが良いだろう。まずは基本的な作業から入って、順当にその店の作業を知っていかなければならない。

学んでいく段取りは良いとして、では実際専門店とレストランではどのように作業が異なっているのかを見てみよう。

専門店のパティシエとは

お菓子作りの専門店といっても小規模から大規模経営をしているなど様々だ、特に個人経営をしているこじんまりとした店によってはいきなりすべての作業を任されることもある。また大きなところでは雑用から入って、そこから簡単な作業をこなし、実力を認められるようになったら責任ある仕事を任せる、という風になる。その中には生菓子担当や焼き菓子担当といったように、自分が製造することになる担当が振り分けられることもある。それが必ずしも自分の希望通りになるとは限らないので、仕事はできているのでやりたい事が出来ていない、という状態になることも少なくない。

また開店までに商品すべてが揃っていることも条件で、開店までに全ての種類を揃えていなければならないという時間の制約も存在している。筆者の勤めているところでは順々に作っていって、徐々に売り出していく方法を取っていたが、専門店だったら品切れ状態の商品を出しておくのはまずいと考えるのも分かる気がする。

レストランの場合だと

レストランでパティシエとして勤務する事になったら、『アシェットデセール』という皿盛りのデザートの製造を担当することになる。製造するまでは良いが盛り付けも基本的に行なうことになるので、美的センスが求められることになるという意味では違うところでプレッシャーになる。またレストランとなるとデザートだけではなく、他の調理作業を手伝う、また接客業を担当するなどの他部門の業務もできなければならない等、臨機応変に立ち回ることが求められている。

憧れのホテル勤務の場合

こちらにもレストランはあるが、ホテルでパティシエとして勤務することになった場合、上記の専門店やレストランで勤務するよりかはある程度時間に余裕が出来る。ただ結婚式などのイベントでの料理や、何かしらのイベントといったものがある場合には忙しさは専門店などと同等になる。時間的なものもそうだが、製造しなければならないお菓子の量についても一定数と決められた数だけ作っていれば良いというわけではなく、1人で何種類も製造しなければならない等作業量は半端ではないことも覚悟しなければならない。

またパティシエといえば飴細工というイメージがある、ホテルで働いているとこの飴細工を製作することになるが、この時依頼人からどのようなものにするのかという要望に応えるために、それ相応の経験と技術が伴っていなければならないため、新人にはまず廻ってこない仕事と見て良いだろう。ホテルでパティシエとして勤務したら格好良いという印象は出るかもしれないが、一人前として大成するには時間を要するかもしれない。

工場でケーキ製造をしている人もパティシエといいます

パティシエとして活動している人には、工場でケーキ製造を行っている人も含まれる。企業などにもこうしたセンターと呼ばれる製造工場を有しており、ここから日々送られてくるケーキを売り出しているのはよくあることだ。1つ絶対に気をつけなければいけないのが衛生面でだ。それは食品関係を扱っているならどこでも共通していることだが、工場勤務となったら白衣に手袋、そして帽子という完全殺菌状態で作業をしなければならない。

工場勤務ということでケーキだけではない様々なスウィーツを製造できるが、繁忙期の忙しさについては企業と直結しているところもあるので、言うまでもない。

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