業界全体の様子

男性割合が多い

パティシエという職業を分析していると、ある1つの事実が浮かび上がってくる。それはこの業界では意外と女性よりも、男性の方がパティシエとして活動している人が多いということだ。もちろんここ数年で男女比は以前と比べたら縮まりつつあるものの、大半が男性となっているのは面白い特徴だ。小学生女子児童からはなりたい職業1位になっているほど人気のある仕事のはずなのに、いまだその勢力図が逆転していないのは理由でもあるのだろうか。筆者が思うところには、このパティシエというのも相当に職人気質の高く、また仕事をこなしていけばいくほどその専門性にのめりこんでいくことが出来る仕事だからではないだろうか、と考えている。それが女性には適していないというわけではない、ただ1つのことをこれでもかと極めていくこと、自分の作り上げた物がそこで全て完結することはないとして、更にその先にいこうとする意欲を持っている人であれば、やりがいを継続して行くことが出来る。

ただこうした仕事は簡単に言うと、単純作業の繰り返しということも意味している。毎日同じ作業をしていることが耐えられない、何か別の仕事をやらないと息が詰まりそうだと考えてしまう人には非常に窮屈な仕事かもしれない。そしてこのパティシエという仕事も何だかんだで力仕事な部分がある、専門店で働いているとなったら毎日ケーキを作るのに力を要することもあれば、それに伴って筋肉が鍛え上げられることもある。男性にはさして気に触ることもないかもしれないが、力仕事はやりたくないと考えている女性なら中々厳しいところも出てくる。

しかしこうした労働条件の中でも構わないとして女性でもパティシエを目指そうと考えている人は増加傾向にある。それでもまだ男性の方が多い事を考えると、パティシエを男が目指すなんてありえないなどと思っていた人達は考えを改めなくてはならない。何だかんだで世界レベルで活躍している日本人パティシエの中には男性率もかなり高いという事実を、しっかり把握しておこう。

使えるものはどんどん利用する

この時代はIT社会とも称することが出来るようになるほど、インターネットという便利なものは発達した。日常生活でインターネットを利用しない人が限られた人数にまで狭まったことで、誰でも日常の枠を飛び越えた情報を取得することが出来る。それはこのパティシエとして働いている人達にとっても例外ではない、むしろインターネットを上手に活用すれば、全国各地でユーザーを確実に増やしていくことも出来るからだ。

有名なパティシエの製造したお菓子が食べたいと考えている人は決して少なくない、ただそのパティシエが運営しているお店が地元近所にはなく、中には新幹線などを用いなければ買いに行くことすら難しいという場合もある。さすがによほどの物好きでもなければそこまでの労力を惜しんでまで買いにいこうと考える人はいないだろう。地元だけで十分な売上を出せるくらいなら問題ないが、職人からすれば自分の味をもっと広い人に知ってもらいたいと思うもの、そういう時にインターネットを活用する。いわゆるネット販売だ。

このネット販売を行うことによって、中にはカリスマとも称される超有名なパティシエのお菓子を買う事が出来るようになったとしよう。ファンのみならず、甘いものに抵抗感を示さない人からすれ一度は利用してみたいと思うのは筋というモノで、注文がありえないくらい殺到することもある。中には数ヶ月先まで購入する事が出来ないほど受注を増やすものもあるなど、ネット販売としての利益だけで何ヶ月か分の売上を補填するだけの利益を出すこともある。

ひそやかに地道に活動していきたいと考えている人もいるかもしれないが、利便性という点を考慮すると柔軟に時代へ適合することも重要なことだ。インターネットなんてものに頼りたくないと考えている人はもちろんいる、しかしその信念と現実が乖離しているならもはやなりふり構っていられるほどの余力は残されていないと見るべきだろう。今後もパティシエとして活躍し、将来を通してお菓子の素晴らしさを伝えていきたいと切に考えているなら手段を選んでいる暇はない。

女性限定の店も増えている

女性パティシエとして活動している人が増えている中で、女性目線でこんな品物を作れば人気が出るのではと考える経営者もいるだろう。業界全体の動きと、世情を観察して行く中でどのような経営方針で一年を勝ち抜いていくことが出来るかを、パティシエ達は毎年模索していることだろう。そんな中で女性が甘いものを好むというのは昔からの通説みたいなものだ。となると女性を対象としたスウィーツを製造することでさらに需要を伸ばすこともできるだろう。ならばと女性の気持ちが理解できる女性パティシエが中心となってお菓子を製造していけば成功するのでは、と考えている人も徐々に増えている。

だからこそ女性パティシエが今は必要だと、明確に募集を掛けているところもあれば、中には独立して個人店として女性に人気の出そうな食材をふんだんに使用した品揃えの店舗作りを目指しているパティシエもいる。時代が進むことによって、求められるお菓子の種類も変革という名の進化を遂げなくてはならないのも、現代社会特有の出来事と言って良いかもしれない

パティシエを目指している、また活動している人を応援する!

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